Seminar report

’24 2/10~11『パーシャルデンチャー・テレスコープシステム理論と実習コース』開催されました

’24 2/10~11『パーシャルデンチャー・テレスコープシステム理論と実習コース』開催されました

■IPSGで咬合の基礎を学んでいただいた先生方に最適なコースとして、以前開催していた同タイトルの内容を2023年よりリニューアルして開催されています。

咬合認定医コースの次のステップとして、コース修了後の先生方に優先的にご案内させていただいており、お陰様で開催2年目も公開前に満席となりました。

今回は長年このコースを担当してくださっていたラボインテック/高木清孝先生に代わり、WEBERデンタルラボア/石川太一歯科技工士、小泉詩織歯科技工士、峰岸真沙彦歯科技工士にバトンタッチされ、またいつもとは違う視点の得られる内容でした。

テレスコープシステムの診療ステップ、適応症、ラボとの連携についても詳しくお話をさせていただきました。

※2日間の様子をほんの少しご覧いただきます 

初日は、稲葉繁先生の講義から始まり、テレスコープシステムの原理原則をお話しさせていただきました。

受講生は、歯科医師、歯科技工士が半々で、歯科衛生士も一緒に勉強していただくことで、相互のサポートがスムーズになります。

石川先生からは、リーゲルテレスコープの製作方法や、ラボサイドでの注意点などを詳しく説明いただきました。

小泉先生からはコーヌスクローネにおいて、ネガティブビンケルが出ないような工夫や、審美的に美しく製作するために先生にお願いしたいことなどを教えていただきました。

峰岸先生からは、レジリエンツテレスコープについて、実際にドクターとの連携をスムーズに運ぶためにはどのようにしたら良いかなど、お話いただきました。

出席された、先生から症例相談の時間もあり、すぐに明日からの診療に役立てるようなアドバイスを皆と共有する事が出来ました。

様々な欠損症例に対して、どのように残存歯を守る事ができるのか、床の設計やテコの原理など、たくさんの知識を共有でき、2日間ではボリュームが多く、皆様の頭の中が知識で溢れかえるセミナーになったと思います!

テレスコープシステムをIPSGで学べることの利点とは

【第一人者】
稲葉繁先生は1978年チュービンゲン大学に客員教授として留学された際にケルバー教授の元、臨床から技工作業までのすべてを学びました。日本に持ち帰った第一人者から直接テレスコープシステムを学べること。

【自費診療】
稲葉繁先生が顧問を務める歯科医院は、テレスコープシステムと総義歯、咬合管理において自費の歯科医院として確立していること

【設計の考え方】
患者様の残存歯をいかに長持ちさせることができるかということに集中した設計。「床のデザイン」「梃子の原理」「支持と維持」「三次元的に基準面を揃える」

【長期症例】
症例で一番長いものは、40年以上経過。そのほかも20年、30年と長
く使っていただいているため、患者様からの信頼が厚いこと。

患者様にとって一番良い治療が、現在の保険制度によるパーシャルデンチャーでは提供する事が出来ません。

保険治療によって、黙って歯の喪失を見ているだけなのか、患者様へ最善の技術を提供し感謝していただく事ができるかは、正しいパーシャルデンチャーの設計技術、そして咬合管理の知識があるかどうかだと思います。

~よくある質問~

Q テレスコープシステムを学びたいのですが、今年も満席で受講できませんでした。どうしたら受講することができますか

A ご質問有難うございます。テレスコープシステムを正しく行い患者様の満足を得るためには咬合の基礎やルールを学んでいる先生方が一番近いということで、優先的にご案内しています。ですので少し遠回りに見えるかもしれませんが、まず咬合認定医コース受講をお勧めします。
稲葉繁先生のテレスコープシステムに咬合の知識は欠かせません。修了者には、IPSG認定医技工所のリストをお渡ししています。

■第9期咬合認定医コースお申し込みはこちらから

懇親会では、和気あいあいと楽しい時間も過ごす事が出来ました。

2日間ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました!

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