Seminar reportセミナーレポート
’18 11/3,4 (土,日) 〜西日本豪雨災害チャリティーセミナー〜 基礎から学ぶ咬合・パーシャルデンチャー 2days 開催されました
レポート 小西浩介先生(稲葉歯科医院勤務)
2018年11月3日、4日に、基礎から学ぶ咬合・パーシャルデンチャー2daysが開催されましたので、ご報告させていただきます。
昨年は2度行い、今回で3度目の開催となりましたが、20代から50代と幅広い年齢層の多くの先生方にお集まりいただきましたことを心より感謝申し上げます。
今回も稲葉歯科医院勤務の佐藤孝仁先生、私小西浩介、IPSG認定歯科技工士の中沢勇太先生の3名で講義および実習を担当しました。
2日間にわたり、咬合の基礎知識の習得からKaVoのプロター咬合器のハンドリングの実習、テレスコープシステムの基礎知識、設計、技工まで多岐にわたる濃い内容を、3人それぞれ分担し構成しました。
IPSGの最高顧問の稲葉繁先生にもお越しいただき、始めに概略をお話いただいたことで、より理解が深まったことと思います。
KaVoのプロター咬合器のハンドリングのデモを行い、その後受講生の先生方に行っていただいております。
初めてKaVoのプロター咬合器を扱う先生もいらっしゃいましたが、既に持っているが使い方がわからない、なんとなく使っているという先生が大半を占めていました。
テレスコープシステムやパーシャルデンチャーの設計について講義させていただき、受講生からの症例相談の時間も設けて、より充実した時間になったのではないでしょうか。
佐藤先生を中心に私、小西浩介と中沢勇太先生も講義および実習に努めました。
今回は基礎から学ぶということで、基礎の内容を2日間で受講していただきましたが、咬合を徹底的に学ぶためには、年間コースである咬合認定医コースでの受講が必要になってきます。
また、テレスコープシステムやパーシャルデンチャー、総義歯をしっかりと学ぶためには、IPSGの各コースでの受講で理解を深めていただければと思います。
この度は2日間、本当にありがとうございました。
受講された先生方のご感想
▼・テレスコープの良い点ばかりでなくデメリット(歯冠が大きくなる)の部分などもはっきり伝えていた部分など聞けてよかったです。
・お忙しいなかスライド作成など大変だったと思います。本当におつかれさまです。
・手順をシンプルにして取るべき手法で取り組まれている部分など素晴らしかったです。
・先生方とご挨拶できて嬉しかったです。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
▼治療の幅がまた広がった気がします。咬合平面をいかに整えるのかが非常に大事だと思いました。充実した二日間でした。有難うございました。
▼先生方の「基本を忠実に」実行されてその行程について深く考えられてまたフィードバックされている姿勢がとても素晴らしいと思いました。ありがとうございました。
現実はなかなか大変なことはたくさんありますが、できるところから考えながら実行していきたいと思います。
▼色々なテレスコープのケース、実際の臨床での細かい注意すべき点を教えていただき、とても勉強になりました。