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Q:リーゲルテレスコープの旋回リーゲルと回転リーゲルの違いとそれぞれの適応症を教えていただければと思います。

Q.リーゲルテレスコープの旋回リーゲルと回転リーゲルの違いとそれぞれの適応症を教えていただければと思います。
A.テレスコープシステムの一つに、リーゲルテレスコープがあります。

これはコーヌスクローネとは異なり、着脱のときに維持力が掛かりません。また、支台歯を一次固定する事ができます。

そのため、応用範囲も広く用いる事ができます。着脱に際しても維持力は付けないため、何らかの維持装置が必要になります。

リーゲルテレスコープの維持装置には、いろいろなものが使われますが、代表的には回転リーゲル(ドレーリーゲル)と旋回リーゲル(シュベンクリーゲル)があります。

回転リーゲルは、リーゲルテレスコープが考えられた最初のもので、歯と歯の間に設置するものです。直径1.5mm程度の白金線(パルマドール)を使い近心と遠心を4分の1づつを削合し、直径と半径を使い、外冠に設置された半径の溝に白金線を回転させて着脱させるものです。

この弱点として、使用している内に白金線が曲がったり、歪んだりすることがあります。もちろん修理が可能ですが、最近では用いる事が少なくなりました。

旋回リーゲルは、回転リーゲルが歯軸に直角に使うのに対し、歯軸に平行にパルマドールを使い、歯軸に直角にレバーを旋回させて内冠に設置したリーゲル孔にレバーの先端を入れ、外冠を固定する型のリーゲルです。

最近では、旋回リーゲルの方がその耐久性や製作の容易性から、使用頻度が高くなりました。
日本では、コーヌスクローネ以外はほとんど使われておりませんが、今後インプラントとの併用が可能である事から、ますます需要が高まってくるものと思います。

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インプラントと天然歯のテレスコープシステムの応用については、ドイツではすでに行われています。

来年の4月に開催されるIPSG20周年記念、Weber教授がその時くわしくお話くださる予定です。

インプラントと天然歯の上部構造に、テレスコープシステムが応用されれば、残せる歯をわざわざ抜かなくても済みます。
この内容に関しては、Weber教授から色々お聞きしているので、またご報告させてくださいね!

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