Seminar reportセミナーレポート
’24 5/12(日) 【咬合治療の臨床】開催されました!
- 咬合認定医コース
「咬合治療の臨床」開催されました。
一般参加と咬合認定医コース第一回との合同開催ということで、全国各地から沢山の先生方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
卒後間もない先生、国家試験を今年合格した先生など、初めて聞く話に目を輝かせながら受講していらっしゃいました。
稲葉先生の咬合についてのお話、卒後初めて咬合を学ぶ先生も、ベテランの先生に対しても、響く事が沢山あったのではないでしょうか。
難しい歯の法則を、こんなにも簡単に教える事ができるって、相当な知識が入っているのだと思います。
どのような疑問にも、優しく返せる知識です。
「我々の扱う筋肉は4大咀嚼筋だけではなく、全身の筋肉。それが、1本のインレーが影響することを覚えていてほしい。」
全顎的な治療をするためには、基礎を学ぶ事が非常に大切だと思いました。
高瀬直先生より、バーチャル咬合器の診査診断、未来展望についてお話をしていただきました。
こちらも、年間400以上の咬合論文を読まれている方なので、溢れるような咬合の知識をお話くださり、その高瀬先生がアナログの知識や咬合器の指の感覚の重要性について述べられていたのが印象的でした。
咬合の学説史は、咬合器の歴史を持って跡づけることができる。
咬合の理解はデジタルではできない。
咬合の理解は咬合器を通して行うのが一番の近道である。
アナログの咬合器の重要性は決して終わっていない。
という、永田和弘先生の言葉を紹介してくださりました。
IPSG副会長の岩田光司先生の講義は、明日から役立つ臨床のポイントについて、緻密なパワーポイント、動画を交えてお話を頂きました。
特に顎関節症でクローズドロックのある総義歯の患者さまのマニュピュレーションが素晴らしかったです。
昨今、総義歯の顎関節症が増えておりますので、目からウロコだったと思います!
岩田先生がお話されていた咬合診断の流れは、咬合認定医コースを受講される先生方は、実習で行っていただく事ができるので、楽しみにしていてください!
第9期「咬合認定医コース」始まりの記念写真です。
セミナー終了後、会場で懇親会も開催されました!
〜受講して頂いた先生方より感想を頂きましたので、一部ご紹介させていただきます!〜
●父に、歯科医師になったら稲葉先生に咬合治療について学ぶことがいかに大切であるかを教えてもらい、 自分も1番最初の学びの場は大切だと思い参加させていただきました。
●患者様1人1人が長期的に使える、人生を豊かにする咬合を提供したいから。
●咬合崩壊に咬合崩壊した患者様を担当することがあり、義歯、咬合をどのように設定したらよいのか審査、診断に困ることが多かったため、咬合に関する知識を身につけたいと考えたため。
●これまでSJCD ドーソンアカデミーで咬合を学んだことが、実際に臨床で行うには心理的ハードルもありできなかった。 今回、所属する法人の理事長に勧められ、改めて咬合を診断することを身につけたいと思った。
●全顎治療を患者さんに提供するために必要な勉強をしたくて参加しました。 テレスコープ義歯を導入したいです。
●資料採得を徹底していきたいです。 稲葉先生のお話と高瀬先生のバーチャル咬合器とフェイシャルスキャンが印象的でした。
●咬合面の8つの要素について今までは部位の名前を暗記するだけでしたが、 どのように働いているのかを学ぶことができました。
●稲葉先生の 咬合の歴史や歯科医師としての哲学がよくわかりました。 フェイスボウや咬合面のこと、勉強になりました。バーチャル咬合器の内容も大変興味深く聞かせていただきました。
●岩田先生のとてもわかりやすいプレゼンテーション。 患者さんへのテレスコープ義歯を入れた後の取り扱い説明書がとても分かりやすくできていた。 第3者でもテレスコープ義歯のケアができるトリセツを作ろうと思った。
●私の30数年の歯科医師人生の中で1番出会えてよかった先生、そして影響を受けた先生は稲葉先生です。私の考え方、治療を大きく変えてくださいました。 ぜひ息子にも受け継いでほしいです。今日はありがとうございました。
第10期「咬合認定医コース」募集も開始いたしました!