Seminar reportセミナーレポート
’22 3/13(日)『第6期 咬合認定医コース 第9回』開催されました
- 咬合認定医コース
2022年3月13日に第6期咬合認定医コースの9回目となるセミナーが開催されましたので報告させて頂きます。
今回のセミナーは、1年間通して行われた咬合認定医コースの最終回となります。
まず初めに受講生である村井宏隆先生に症例発表をして頂きました。
この1年間で学んで頂いた一つ一つの行程を、丁寧に治療で実践されていることがとても伝わりました。
またその患者さんにテレスコープデンチャーを設計されていて、この咬合認定医コースを有効活用されていることが印象的でした。
続いて、私 林聡一がお話させてもらいました。
研修医時代に第3期咬合認定医を受講させていただき、この咬合認定医で学んだ事が診療の軸となっています。
これからこの知識や技術を活かすために、「テレスコープデンデャー」「総義歯」「顎関節症」「摂食・咀嚼・嚥下」を実践して頂きたいという気持ちから自分の症例を用いてお話しさせて頂きました。
午前中最後にIPSG包括医療研究会代表 稲葉繁先生に講義して頂きました。
稲葉先生には、包括医療とは顎口腔系全体を捉えて医療することだとおっしゃっていました。
また乳幼児から高齢者までそれぞれのライフステージに合わせて最善の医療を実践すること。
そのためには「咬合」を確実に理解し、食物摂取系を守っていくということを理念に治療を行う大切さを教えて頂きました。
また稲葉先生の30年40年といったLogevity症例を数多く見せて頂きました。
治療してからこのように長い年月変わらない状態を維持していくためには、確実な咬合管理が必要だとおっしゃっていました。
稲葉先生に学んだことを実践していけば、自分も患者様と長い付き合いができるようになれるかもしれない。
そう思える講義でした。
お昼休憩を挟み、午後はドイツ国家試験流咬合認定医試験が行われました。
私が受講生の時は、2日前くらいから緊張しながらこの時を待っていたのを思い出します。
ドイツ流国家試験ということで、口頭審問形式の試験となります。
試験内容としては、「顎口腔系に存在する主要な靭帯は?」「顎関節の構成要素は?」「咬合器にはどのようなものがあるか。」など様々な角度から咬合にまつわる質問となりましたが、受講生の先生方皆さんがとても分かりやすく答えられていて、素晴らしく思いました。
またその答えから稲葉先生が絵を描きながら、分かりやすく講義して頂きました。
このように一つ一つの質疑応答に対して、セミナーに参加している全員で考えを共有し、深く学んで行く事ができます。
このように1年間を通して1から咬合を突き詰めて学んでいけるのは、少人数制で行われている咬合認定医コースのとても良い部分だと改めて感じました。
最後にIPSG包括医療研究会副会長岩田光司先生にこの1年間の総括をして頂きました。
その中で岩田先生のテレスコープデンチャーを使った症例も見せて頂き、治療過程や設計などとてもわかりやすく講義して頂きました。
以上を持ちまして、第6期咬合認定医コースの全日程が終了となりました。
受講生の先生方、1年間本当にありがとうございました。
先生方のお陰でとても充実した1年を過ごすことができました。
IPSGスタッフを代表してお礼申し上げます。
IPSG抱括医療研究会会長 飯塚能成先生も「ここからがスタートなので、この知識と技術を活かせる治療をしていってもらいたい。」とおっしゃっていました。
これからもIPSG抱括医療研究会は先生方のサポートをしていきますので、今後とも末永くよろしくお願い致します。
最後までご愛読ありがとうございました。
稲葉歯科医院 歯科医師 林聡一
▼1年間有難うございました。とても充実した1年になりました。
これからも末永く宜しくお願いします。
▼少人数で先生方ともアットホームにディスカッションでき毎回とても充実していました。
有難うございました。
▼1年間有難うございました。
コロナで受講生は少なかったですが楽しかったです!!
▼久しぶりのリアルのセミナーで楽しく1年間過ごさせて頂きました。