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Q:モンソンカーブ、ウィルソンカーブ、スピーの湾曲について教えてください。

Q.モンソンカーブ、ウィルソンカーブ、スピーの湾曲について教えてください。
A.歯列は下顎の切歯点と両側の第2大臼歯の頬側遠心咬頭を結ぶ平面を咬合平面と呼んでいます。実は、平面ではなく咬合曲面です。

天然歯の咬合湾曲には一般的によく知られているスピーの湾曲があります。このスピーの湾曲は矢状面での咬合湾曲です。

さらに前頭面からみると、下顎の臼歯は舌側咬頭が頬側咬頭より低いため、あるいは舌側にわずかに15度ほど歯軸が傾斜しているために前頭面に湾曲ができます。
この湾曲は半径4インチ(10センチ)直系では8インチ(20センチ)の球体を下顎の歯列においた形になります。

これは、モンソンが提唱したモンソンの球面説といわれるものです。
モンソンカーブは一般に前頭面の面を言われていますが、矢状面、前頭面の両方で湾曲が生まれます。

したがって、通常モンソンカーブは前頭面のことを示しますが、スピーの湾曲と前頭面の両方の要素を持っています。これは、咬合様式を作る際に、大変大切な曲線です。

総義歯の場合は、このカーブを上下顎に付与することによって、フルバランスドオクルージョンが生まれますが、これを天然歯に付与すると、全体の咬耗が生じてしまいます。

咬耗すると上顎の舌側咬頭、下顎の頬側咬頭が摩耗することにより、まったく逆のカーブが生まれます。(機能咬頭が摩耗します)これを通常、逆モンソンと呼びます。

そのような咬耗が生じないためにも、前歯が前方、側方運動をコントロールし、歯の寿命を延長することが望ましいと思います。

ウィルソンカーブはモンソンカーブと同じ前頭面からみたカーブです。ウィルソンカーブとモンソンカーブは同じと考えていただいて構いません。

モンソンカーブとウィルソンカーブの違いは、モンソンカーブはスピーの湾曲の要素を持ち合わせていることです。

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curve of wilson goes from lateral end of tooth from one side to the other end of the other tooth on the other end of the same arch.

it is like from the lateral end of right 1st moral on max arch to the lateral end of the left 1st molar on the same arch.

The SPHERE of monson (imaginary) is basically a combination of wilson curve with curve of spee (curve of spee: goes from anterior teeth to posterior passing through the occlusal sulcus).

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言葉や文章で表現してもわからないことが、動画だと一目瞭然。ということがあると思います。

学生さんが、歯科医師国家試験の勉強で頭に詰め込むのではなく視覚的に覚えていただくと、生涯忘れることなく臨床にも役立てると感じます。

また、モンソンカーブやスピーの湾曲を頭に入れて補綴治療を行うように、ぜひ心がけていただきたく思います。

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