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安谷屋 信哉先生

安谷屋 信哉先生
(中村歯科医院)

咬合認定医コースを受講しようと思ったきっかけを教えてください。

普段の治療の中で全顎治療を行なっていたものの具体的に咬合高径をどう決定すれば良いのか、顎関節の評価、治療に関して曖昧なまま治療をしていた部分もあったので、咬合について基礎からしっかりと学びたいと思ったこと、勤務先の理事長と先輩が先に咬合認定医コースを受講しており、色々な勉強会の中で1番臨床に即していて、すぐに実践出来るからと勧めてもらったこともあり受講しました。

咬合認定医を受講して一番、印象残っているコースはありますか?また、それはなぜ、印象に残っていますか。

顎関節ライブ実習コースでは実際に顎関節症で30年以上悩まれている患者さんに対して1日目に診査診断、2日目に診断をもとに咬合調整をしただけで顎関節症が改善するのをみれたことがとても印象に残っています。

これまでお寿司も食べられないほど口が開かなかった患者さんが次の日には口が開くようになり、患者さん本人もとても喜ばれていて、これが本当の歯科治療なのだと感じました。

なぜ顎関節症になるのか、顎関節と咬合がどのように関係しているのか、関節円板の復位の仕方などとても、丁寧に分かりやすく教えて頂き、理解が深まりました。

咬合認定医の講師陣の印象はいかがでしたでしょうか?

IPSGの講師、スタッフの皆さんがとても親切にして下さるので話しやすく、色々な質問が出来て、アットホームな雰囲気で1年間楽しく学ぶことが出来ました。

講義では、座学で学んだ事をすぐに実習で実践してみて初めて分かる反省点、修正点をその場で聞く事が出来るので、より知識が深まりました。

フェイスボウのとり方、マウントの仕方、咬合器のハンドリングなど細かいテクニックや知識も教えてくださり、とても勉強になりました。

第7回咬合認定医コースでの『症例フォローアップ』に関して教えてください。

これまであまり症例発表をした事がありませんでしたが、写真の撮り方から必要な資料や記録など事前に細かく教えて頂けたので、スムーズに発表の準備が出来ました。

また発表するにあたって資料をとったり咬合器にマウントして診査診断をしていく中で患者の問題点が明確になり、治療計画がより正確になり自信をもって治療を進められるようになったと感じました。

咬合認定医を受講された今、具体的にどのような形で学びが活かされていますか。

新しく患者さんを診たときに顎関節の診断、開閉口路の確認、早期接触の有無などを確認する事が習慣になりました。

また咬合器にマウントして患者さんと一緒に模型を見ながら問題点を挙げて治療計画を話す事で全顎治療になるケースが多くなりました。

今後、咬合認定医コースで学ぼう、あるいは検討されている先生方にメッセージをお願いします。

これまで顎関節症で悩んでいる患者に対してスプリントを使ってもらって様子をみるぐらいしか対処法が分かりませんでしたが、顎関節と咬合の関係を深く理解する事が出来ました。

咬合崩壊ケースなどでどこから手をつければいいか分からない、治療は始めたもののゴールがイメージ出来ない、診査診断の仕方が分からないなどで悩まれている方にはオススメです。

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