Seminar report

’17 5/14(日) 『咬合治療の臨床』が開催されました①

’17 5/14(日) 『咬合治療の臨床』が開催されました①

2017年5月14日に『咬合治療の臨床』が開催されましたのでご報告させて頂きます。

今セミナーは大変人気で定員を大幅に超えたため、IPSG研修ルームではなく昨年同様別な大きな会場にて行われました。

咬合治療の臨床

全国からお越し頂きました歯科医師の先生並びに歯科技工士の先生方ありがとうございました。
そして今回から一年間コースの第二期咬合認定医コースがスタート致しました。

さて、歯科医療の要ともいえる咬合の基礎についてIPSG代表稲葉繁先生に講義をして頂きました。

まず歯科医療の本質について述べられ、患者さんの健康をどのように維持すべきかをお話しくださいました。
それが今回のセミナーに関係してくる咬合です。

患者さんにとって快適な噛み合わせを作るのは歯科医師のみと述べられ、具体的にどうすればよいのか詳しく教えて頂きました。

咬合治療の臨床 AM02

次に咬合診断の重要性についてお話しされました。

咬合を治療するにあたって行われることが望ましい咬合診断があり、咬合とはバランスをとること、体の中心軸を常に考えて診査診断を行う事が大切であるとお話しくださいました。

例えば咬合平面は中心軸と直行します。

その咬合平面に直行するのが咬筋で、その断面に咬合力がかかります。このバランスが崩れると顎運動の異常や体に痛みなどがでてくる事があると述べられました。

咬合治療の臨床 AM03

顎運動に関しては前回のセミナーの顎関節症でも述べられていた梃子現象についても再び触れられていました。
種類は1級、2級、3級とあり3級の魚釣りをイメージした梃子現象が口腔内では理想とされています。

その説明を棒を利用して分かりやすく説明して頂きました。

咬合治療の臨床 AM04

午前の最後に、中心位と中心咬合位に違いは明確にしておかなければならないとお話しくださいました。
中心位は骨と骨の問題で、歯牙を失ったとしても再現が可能です。その人が元々獲得している位置です。

中心咬合位は歯と歯の問題で、個々が咬みやすい位置です。中心位と中心咬合位が一致する事が一番望ましいと説明されました。

午前中はここまでです。
お昼をはさみまして引き続き稲葉繁先生からの講義からスタートです。
午後の様子はこちらから>>>

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