Seminar reportセミナーレポート
『総義歯ライブ実習コース』2013 3日目
IPSG事務局、稲葉由里子です。
最終日、いよいよ患者様へのセットです。
完成した総義歯はこちら!
イボカップシステムにより、口蓋は薄くても強度を保っています。
サブリンガルルームの形は、シュトラックデンチャー独特の形です。
試適の段階で、吸着していたので、安心してセットを迎えました。
装着してすぐの写真です。
鏡でもご覧いただき、
「とってもいい感じ。綺麗に作っていただきありがとうございました。」
とおっしゃっていただきました。
見てください。
笑顔もこんなに素敵です!
歯の見え方、スマイルラインもバッチリです♪
そして、先生方お一人お一人に口の中を触っていただきました。
高瀬先生、あまりの吸着に驚いてくださいました!
全員に確かめていただきましたが、先生方とてもびっくりされていました。
実際に私も触らせていただきましたが、口を開けた方が吸着力が増し安定します。
何よりも、患者様自身が大変喜んでくださいました。
セットしてからすぐ、先生方と一緒に食事を召し上がっていただきました。
こんな大胆なセミナーは他にはないと思います。
痛かったら噛めません。
一口目の食事を口に入れた時。
「下の前歯で軽く噛めます!」
というのが第一声でした。
食べにくそうな物を選んで薦める稲葉先生。
でも、しっかり噛み切っていました。
お弁当の中にミョウガの漬け物が入っていたのですが、前歯でしっかり噛みちぎっていました!
びっくりしたのは、あまりにも自然だったことです。
噛めることを確かめたあとは、先生方と楽しくお話が弾んでいました。
最後に、
「こんな素晴らしい歯を作っていただき、本当にありがとうございました。孫が一番最初に気づいてくれると思います。」
とうれしそうにおっしゃっていただき、セミナーに参加してくださった先生方みんなが、うれしい気持ちになりました!
先生方から、感想をいただいたので、一部ご紹介させていただきます。
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▼とにかくすごいセミナーでした。言葉にするのは難しすぎるのですが、あらゆる義歯のセミナーの中で圧倒的にレベルが高いと思います。
そんなにレベルの高いものを本当に簡単にできるようにまとめられているので、すごさがうまく表現できないですね。
稲葉先生が実際に患者さんの治療をされている時にも、すごすぎてリアクションが出せないんですね。
他の先生もリアクションを出そうとすると、取ってつけたようになってしまうのだと思います。早く1症例やってみたいです。
▼稲葉先生の究極のテクニックをまじかに見れて、とても感激しました。今までのわたしの総義歯は、とんでもないものでした。患者さんごめんなさい。
ぜひ自分でもできるようになりたいです。稲葉先生もすごかったですが、岡部先生もすごかったです。
▼稲葉先生が「簡単にできる」と言われることが、なかなかやってみて難しいことが多いです。
一人でやっていると壁にぶつかった時にすぐ疑問が解けず、そのままになってしまって結局先に進めない状況になることがあります。
そんな時に問題解決の仕方があればいいのですが・・・
▼前回の総義歯セミナーに出て考え方が変わり、実習セミナーに出ようと思いました。
今回受講してみてこのシステムを考えられた稲葉先生の素晴らしさと、岡部先生の技術の知識に感激しました。
次は岡部先生のセミナーを受講して、自分でシュトラックデンチャーを製作しようと思います。有難うございました。
▼3日間本当にお世話になりました。来年もこの3日間のコースに参加させて頂きたいです。
▼いつもありがとうございます。私の小さな悩みに対し、詳しく述べて頂き、大変わかりやすかったです。
▼大変勉強になりました。有難うございました。大学病院の教育方針を変えるのは難しいと思いますが、上下同時印象の素晴らしさを私自身が習得することで少しでも若い先生方も、総義歯治療に興味を持ってくれたらいいなと思います。
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ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました!
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