Seminar report

’23 8/5,6『顎関節症ライブ実習コース』が開催されました

’23 8/5,6『顎関節症ライブ実習コース』が開催されました

8月5日、6日
顎関節症ライブ実習コースが開催されましたのでご報告させていただきます。

患者様は50歳男性
左顎関節にクリック音がありご家族にも指摘されるとのこと。
他にも口が開きにくい首や肩 腰などに痛みがあるという主訴でした。

1日目は 稲葉先生による実習から始まりました。

顎関節や口腔内を診るだけでなく全身を診て必要な資料を採得することの重要性、そしてそれを元にどこに問題があるのか正しく診査診断することが最善の治療につながるということを患者様を通して学べるのはライブ実習ならではないでしょうか。

実習の後には岩田光司先生による講義がありました。
症例を交えてお話いただきました。実習で学んだことを整理してインプットできるのもライブ実習の魅力のひとつだと思います。

懇親会では2日目にどのようにどこを治療するのかを先生方とディスカッションすることもできとても有意義な時間を過ごしました。

2日目は診査診断を元に咬合器上での咬合調整から始まりました。

咬合器の選び方や印象、咬合器付着などが正しく行われていなければ実際の患者様の口腔内を咬合器上に再現することはできません。
ただ道具を使うのでは意味がないのだと学びました。

咬合器上で確認をした後実際に患者様の口腔内で咬合調整を行います。

ARCUSdigma2を用いて顎運動検査を行うので咬合調整前と咬合調整後の比較も記録をとることができます。

咬合調整後患者様の主訴であったクリック音はなくなり筋触診時の痛みも改善されました。その結果は顎運動検査でも顕著にあらわれました。

稲葉先生は「顎関節は第四大臼歯である」とおっしゃられています。

顎関節症と咬合が深く関係していることを知識 実習を通して学べる、それを2日間で体験できるセミナーは他にないと思います。

参加いただいた先生方2日間ありがとうございました。

このは歯科クリニック
歯科衛生士 清水さやか

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