Seminar reportセミナーレポート
’18 3/11(日)『咬合認定医コース第8回』開催されました
レポート:歯科技工士 峰岸真砂彦
3月11日に、第2期咬合認定医コース最終日(第8回)ドイツ式国家試験方式で、認定医試験が開催されました。
稲葉繁先生より一年間の咬合認定医コースを振り返り、全ての歯科医療に咬合の知識が不可欠であることを、改めて講義をしていただきました。
体の中心軸を常に考えること、すなわち咬合平面は中心軸と直交する平面であることなど、フェイスボウなくしては、私たちの仕事は成り立たないと改めて感じました。
一年間の中で、顎関節に必要な3級の梃子、将棋の駒理論、中心位と中心咬合位を確実に理解すること。
その他にも咬合面は8つの要素で作られていることを明確に学ぶことができました。
先日セミナーにて稲葉先生より、咬合面の8つの要素を左上6番の図に書いてごらんと言われました。
毎日見ている、上顎の6番ですが、明確に書くことができませんでした。
1本の小さい歯に特徴とみられる要素がたくさんあることを痛感しました。
咬合診断の手順は、いかに口腔内の情報を模型に表せることができるかを学びました。
口腔内の状態を正確に印象し、精密模型を製作、フェイスボウトランスファーを行い、中心位の記録とチェックバイトの記録、咬合器へ正確に上顎模型をトランスファーした後、中心位記録を用いて下顎模型を付着する。
大変重要なステップです。
咬合器を調節し、咬合器上での咬合診断をする。
この工程を行うことにより、患者様の口腔内に的確に診断、治療が出来るのだと知ることができました。
また必要に応じて、顎機能検査機を用い、姿勢・顔の観察からも咬合診断に必要な情報を得られることも学ぶことができました。
そして今回のメインイベント、ドイツ式国家試験と同様の認定試験が実施されました。
ドイツでは、教えていただいた教授から問題を出され、答えられると合格だそうです。
歯科医師になることができかどうかは、恩師が一番理解しており、答えられるとその場でお酒で乾杯します。
日本の国家試験とは、全く異なる方法ですね。
くじ引きで順番を決め、問題が書かれた紙を受講生の先生方が順番に引いて答えるというものでした。
受講生の先生方は1年間通われた事を思い出しながら回答しました。
試験はお一人二回答えて、必要に応じて稲葉先生が説明やアドバイスを入れながらみごと9名全員、認定医試験に合格されました。
皆さん本当におめでとうございます。
試験が終了したあと、まさかのスタッフにも試験同様、前に立たされました。
私がまず呼ばれ、問題を引きました。
運よくおさらいしたばかりの問題でした。
スタッフでもいつ、いかなる時このような場面に遭遇することがあると思い知らされました(笑)。
その後、合格された先生方へ素晴らしい認定証が配られました。
無事に第2期咬合認定医コースが終了し、その後のパーティーの模様です!
歓談の途中でスタッフのお祝いのメッセージなど送らせていただき、受講された先生方からはこれから咬合認定医になり抱負など聞かせていただきました。
大変和やかな雰囲気で、咬合認定医全コースを無事に終了することができました!
受講し合格された先生方本当におめでとうございます。
1年間を通じて、認定医を受けてきたお仲間とも強い絆を築くことができたと思います。
全国各地から集まっていただきましたがここで学んだ、咬合の知識を通じてさらに成長をして行かれることでしょう。
また、今後も一緒に学んだ同志としてご縁を大切にしていただければスタッフ一同大変嬉しく思います。
本当にありがとうございました!
受講された先生方のご感想
▼受講生との皆様との意見交換や、インストラクターの先生方に色々ご相談もでき、ありがたいです。
これからも宜しくお願いします。
▼人見知りなのでこういうコースを学ぶことに緊張していましたが、稲葉先生はじめ先生方、スタッフの方が親切にしてくれ、楽しく学ぶことができました。ありがとうございました。
▼この度は咬合認定医コースを1年間受講させていただき、ありがとうございました。
稲葉先生をはじめ、岩田先生、飯塚先生、佐藤先生、小西先生、山下さん等皆様に親身にサポートして頂き、大変感謝しております。今後ともご指導、ご鞭撻の程お願いいたします。
▼稲葉先生をはじめ講師の先生方、またIPSGのスタッフのみなさま本当に有難うございました。
とにかくあたたかい空気の中で、一年間楽しく参加することができ、良かったです。
今後とも宜しくお願い致します。
▼一年間本当に有難うございました。
いつもアットホームで質問にも丁寧に答えて下さり、納得いくまで指導いただき本当にありがとうございました。
▼不出来な受講生でしたが沢山のスタッフの皆様にサポートしていただきました。
有難うございました。これからももっと学びたいことがあり、これからも宜しくお願いいたします。
▼稲葉先生はじめ講師、スタッフのみなさまに感謝いたします。今後とも宜しくお願いいたします。