Seminar reportセミナーレポート
’19 6/22,23(土,日)『咬合認定医コース第2回』開催されました①
- 咬合認定医コース
2019年6月22日23日と2日間、『第2回咬合認定コース』が開催されましたので報告させていただきます。
今回は6月22日、初日の様子をレポートさせていただきます。
今回は咬合診断の流れを2日間に渡り学んでいただくコースとなっています。
また9月に行われます第3回咬合認定医コースは3日間に渡り、実際に手を動かしていただき咬合診断をしていただく実習コースとなり、知識だけではなく実技も含め身に付けていただきたくことができます。
1日目の午前中はIPSG最高顧問稲葉繁先生に講義していただきました。
咬合が身体に与える影響を模型やスライドを用いて分かりやすいく説明していただきました。
歯科医師は口腔内を見るだけが仕事ではない。
全身や顔貌を診て、筋触診をしてから、口腔内を診察する。
咬合が全身に与える影響、全身からしっかりと診査診断をする必要性を説いていただきました。
また顎関節と咬合との関係について、しっかりと梃子作用を理解し、咬合が顎関節に与える影響を理解することが大切だと講義していただきました。
お昼休憩をはさみまして、午後からはIPSG副会長岩田光司先生に咬合診断の手順をデモンストレーションをしていただきました。
通例ならIPSGのスタッフが被験者としてデモンストレーションを行うのですが、今回講義を受けに来られていた先生が噛み合せの違和感を訴えた為、急遽被験者を変更しデモンストレーションを行うことになりました。
臨機応変に対応していただいた岩田先生、被験者を務めていただいた先生、本当にありがとうございます。
またデモンストレーションに加え、とても分かりやすいスライドを用いた解説を織り交ぜながら講義をしていただきました。
筋触診、口腔内診査、リムロックトレーを用いたスタディモデルの印象、ファイスボウの採得、バイトの採得、咬合器付着など、一連の工程を全て見ることができます。
したがって咬合認定医コースを受けて頂ければ、誰でもすぐに歯科診療の基礎となる咬合診断を行えるコースとなっております。
初日は咬合器付着まで行い、終了となりました。
また同日6月22日・23日に第37回日本顎咬合学会学術大会が行われ、IPSGメンバーから10名、11演題発表されました。
その中にIPSG咬合認定コース第1期生である岡本寛之先生が第36回学術大会優秀賞(口演)を受賞されました。
稲葉歯科医院 佐藤孝仁先生はカボデンタル賞、Weber denntal labor 石川太一先生はモリタ賞、稲葉歯科医院 小西浩介先生が矢澤賞を受賞されました。
またIPSG代表理事 稲葉智弘先生、IPSG VIP会員 岩田直之先生・嶋倉史剛先生・田島慶二先生・福永秀一先生、飯塚奈々先生、Weber dental labo 小泉詩織先生が発表されました。
このようにIPSGに関わる先生方が発表をし、高い評価得ているということは、IPSGがブレずに行なってきた『咬合』『テレスコープ』『総義歯』『摂食嚥下』の4本柱が時代の波に追いついてきたことの証だと思います。
日本顎咬合学会に参加された先生方、素晴らしい発表をしていただきどうもありがとうございました。
その後の懇親会では、第4期咬合認定医コースの先生方と日本顎咬合学会に参加された先生方やIPSGに関わる先生方合同で行われ、大変盛り上がりました。
レポート:稲葉歯科医院 歯科医師 林聡一
▼レポート②はこちら
https://ipsg.ne.jp/occlusion-course-2019-vol2-report2/