Seminar reportセミナーレポート
’14 6/14,15(土,日)『顎咬合学会学術大会』が開催されました
- 外部向けセミナー(学会での登壇など)
こんにちは。IPSG事務局、稲葉由里子です。
『顎咬合学会学術大会』が開催されたので、ご報告させて頂きたいと思います。
今年、稲葉先生は『総義歯臨床における上下顎同時印象』
ということで、講演をさせていただきました。
それから、カボデンタルシステムズジャパン主催のランチョンセミナー
『KaVoシステムによる顎関節症の診断と治療』
でも講演させていただきました。
美味しいお弁当を食べながら、講演会を聞くことができるランチョンセミナー。
400個のお弁当チケットもすぐに売り切れて、おかげさまで大盛況でした。
東京国際フォーラムの中でも一番大きな会場です。
こんなかんじです。
●顎関節症の咬合からのアプローチ
●開口障害のマニュピュレーション
●カボプロター咬合器による咬合診断
●カボディグマによる顎機能診査
について、カボの製品を使った診断システムについてのお話です。
印象採得、フェイスボートランスファー、中心位採得、チェックバイトの一連の流れを、顎関節症の実際の患者様の症例を用いて、動画でわかりやすく説明がありました。
カボのプロター7の再現性は素晴らしいです。
チェアーサイドにひとつ、ラボにひとつ咬合器があれば、情報を共有することができ、患者様ごとに咬合器を変えなくても、マウンティングプレートの交換だけですべて再現することができます。
シンプルで頑丈、様々な機能を兼ね備えた、カボプロター7、稲葉先生はそれまで沢山の咬合器を使ってきましたが、一番優れていると言っていました。
顎機能検査機器、アルクスディグマによる、治療前、治療後のデータを比べ、明らかな変化をご覧頂く事ができました。
そして、IPSG会長の飯塚能成先生
『口腔機能訓練器具を用いた効果について』
ラビリントレーナーを使った、乳幼児から高齢者まで、症例、動画を用いてテーブルクリニックで発表をされました。
飯塚先生は長年、筋機能療法による介護にかなり力を入れていらっしゃいます。
医院のある埼玉県で幅広く活躍されており、病院・介護施設等での患者様はもちろん、病院や施設のスタッフへの筋機能訓練の指導にあたっています。
呼吸機能や嚥下機能はとくに舌の使い方や筋力や口輪筋の封鎖にかなり影響してきます。
舌圧や口唇圧が上がることにより、鼻呼吸への改善、嚥下機能改善はもとより様々な問題が解決できるようになりますといったいくつもの症例を紹介してくださいました。
オーストリア、ドナウ大学に7年留学をされていた、IPSG会員、田嶋健先生のテーブルクリニックの発表の模様です。
ドナウ大学でマスターオブサイエンス日本の歯科医師でただ一人取得。
稲葉繁先生の学生時代からの教え子です。
日本の歯科医はアメリカ方面に留学することは比較的多いですが、ヨーロッパに留学する方はとても少ないです。
田嶋先生は、ドナウ大学でシュラビチェック教授のもとで、臨床、講義をしてきました。
『オーストリア咬合学を用いた咀嚼器官における機能治療』
ということで、ヨーロッパの最新の咬合論について、お話をされました。
ほかにも、IPSG特別会員、大石暢彦先生の発表、
『予防補綴による活力ある長寿社会を目指して』
稲葉先生の講演と重なっていたので、聞く事ができなかったのですが、大変素晴らしい発表で大盛況だったと聞いています。
他にも、プログラムを見ると、沢山のIPSGの先生方が発表をされていました。
心強く思います。
カボの稲垣さんと一緒に、カボのブースの前で記念写真。
ユニットも、機能的にも審美的にも非常に優れています。
ということで。
とても充実した素晴らしい学会に参加することができました。
沢山の先生方とお会いすることができ、うれしかったです!
2日間本当にありがとうございました。
IPSGでは、歯の治療だけに注目せず、歯科医師が担っている「恒常性の維持」の1つである食物摂取系を支える歯科医療を目指しています。
そこでこの度、IPSGが強みとしている「咬合」に特化し、将来の包括的な歯科医師の輩出を目標に、咬合認定医コースを開始することとなりました。
ぜひこの機会に「咬合」を学んで頂いてはいかがでしょうか?
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