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Q:クローズドロックの患者さんの口を開けたのですが、その後、まだ関節に痛みが残っている場合、どのように説明をしたらいいでしょうか?

Q.クローズドロックの患者さんの口を開けたのですが、その後、まだ関節に痛みが残っているとおっしゃっています。

患者さんにどのように説明をしたらいいでしょうか?

A.まず、開口量がどのくらいかが問題です。

4センチまたはそれ以上開いているか確認します。
関節円板に下顎頭がのっていれば、関節円板の一番うすいところに下顎頭が位置づけられているため、痛みもなく口が開くはずです。

しかし、4センチ以下だとまだ確実にのっていない可能性があります。
口が開いているように見えて、完全にクローズドロックが治っていないという状態です。
その場合、再度私の教えているクローズドロックの治療方法を試してください。

また、関節円板に復位しても自由に開閉口できるまで多少痛みが残っている可能性もあります。

しばらく様子をみて、痛みがあるようだったら鎮痛剤を処方する必要があります。この場合、スプリントは必要ありません。

開口訓練の練習をおすすめします。
まっすぐ開けられるように、鏡に黒い糸をはって、その糸に合わせて下顎の切歯点を動かす練習です。

最初はゆっくり、その後はやく口が開くことができるように、患者さんにお話ししてあげてください。

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