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Q:BULLの法則、MUDLの法則、DUMLの法則について、教えてください

この記事を監修した人

稲葉先生
IPSG包括歯科医療研究会 代表 /
元日本歯科大学 教授稲葉 繁

1964年に日本歯科大学を卒業後、同大学院を修了し、補綴学教室の講師、助教授を経て、1992年に高齢者歯科学教授、1999年に補綴学第3講座教授を歴任。1978年にはドイツ・チュービンゲン大学で客員教授として活動。
1994年、ドイツ・アルゴイ地方での研修会を契機にIPSG包括歯科医療研究会を結成。30年以上にわたり、現在も包括歯科医療の発展に寄与している。
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Q.BULLの法則、MUDLの法則、DUMLの法則について、教えてください。
A.ご質問いただき、ありがとうございます。

こちらに関しては、IPSGのサイトにアップさせていただいたものをお伝えいたします☆♪
http://www.shigelog.com/2012/05/post_162.html

◆BULLの法則
咬合調整の時に咬合紙の色が印記された歯が上顎と下顎どちらを削ったらいいのか悩むことがあります。

そのとき、どちらを削るのかという法則です。
ぜひ、模型をみていただいて、確かめていただきたいと思います。

● 非作業側 → 上顎では下顎歯の咬頭が通過できるよう。また下顎には上顎歯の咬頭が通過できるように、溝を形成します。
● 作業側 → BULLの法則を適用します。

BULLの法則といいうことは、上顎(U)の頬側咬頭(B)、下顎(L)では舌側咬頭(L)を削るというルールです。

◆MUDLの法則
中心咬合位から中心位に導くと、上顎の近心斜面と下顎の遠心斜面があたりますよ。という法則です。

BULLの法則と違って、どちらを削るというものではありません。

◆DUMLの法則 (Upper Distal Lower Lingal)
下顎を前方に導くと、上顎の遠心と下顎の近心が接触するという法則です。

犬歯が誘導時はあたってこないけど、前歯の誘導がなかったときは上顎の近心斜面と下顎の遠心斜面あたるということです。
ということで、どちらを削るというのはBULLの法則だけです。

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