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パフォーマンスロジックについて、また身につけるために心掛けたほうがいいことやポイントなどを教えてください。

Q:パフォーマンスロジックについて、また身につけるために心掛けたほうがいいことやポイントなどを教えてください。

Q.パフォーマンスロジックについて、また身につけるために心掛けたほうがいいことやポイントなどを教えていただきたいと思います。
A.私たち歯科医師は、毎日治療椅子に長時間座って仕事をしています。

したがって、最もストレスが少なく効率の良い姿勢で診療にあたることが不可欠です。
不自然な姿勢で診療を続けることで上半身に無理が生じ、仕事ができなくなるという事例が少なくありません。

大学の教育では診療姿勢については教えている所はありません。

歯科医師は大半は臨床に従事するのですから、パフォーマンスロジック(診療姿勢)を会得しておく必要があると思います。

特に最近では立位で診療を行なう人は少なく、大半は水平診療を行なっています。

立位では腰、膝、足首の関節を使うため上半身には無理が生じませんが、水平診療では下半身の関節は使わないことから脊柱や頚椎に無理が生じてしまいます。

これを解決するためにパフォーマンスロジックが生まれました。

私はダリル・ビーチから直接パフォーマンスロジック(診療姿勢)のコースを2週間受けました。

診療姿勢は、診療の作業効率を飛躍的に向上させます。 ゴルフなどのスポーツでもホームポジションが大切なのと同様、診療姿勢でも、このホームポジションがとても大切です。

口腔内を正確に診断するためには患者をただ単に水平にするのみでは合理的に診療ができるわけではありません。

患者様の寝る姿勢に対する術者の位置と姿勢が常に一定に保たれていることが重要です。この位置をホームポジションとよんでいます。

ホームポジションを取ることにより長時間の作業に耐え、体の疲れを最小に抑えることが可能となります。

これを実行するためには、トレーニングが必要です。

水平診療に対する術者とアシスタントとのコンビネーションが上手く取れているか。ライトの位置、バキュームの操作など術者の動きに対応できているかということです。

術者もタービンの握り方、ミラーの操作がトレーニングされているか否かということです。

さらに必ずルーペを使用して頭を安定させて、直視しないよう心がけてください。

そうすればこのようなことが習慣化されて、楽しい歯科人生を送ることが出来るのではないでしょうか。

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