Seminar report

2022年 総義歯ライブ実習コース開催されました③

2022年 総義歯ライブ実習コース開催されました③

2022年7月16・17・18日の3日間総義歯Live実習が行われたので報告させて頂きます。

今回のレポートは7月18日 最終日のセミナーです。

3日目はまずWeber dental laborでセミナーが開催されました。

Weber dental laborは、テレスコープシステムや上下顎同時印象法によるシュトラックデンチャーを専門としている技工所となります。

まず初めに蝋義歯の咬合調整を行います。

咬合様式は、バランスドオクルージョン。

前方運動では、上顎第二小臼歯遠心斜面と下顎第二小臼歯近心斜面で誘導させます。

偏心運動では、作業側小臼歯の上顎近心内斜面と下顎遠心外斜面と平行側大臼歯のスタンプカスプの内斜面同士での接触で同時に誘導させます。

咬合調整をした後、最終的な歯肉形成・ポストダムを付与を行います。

ポストダムは上顎義歯を維持安定させる為にとても重要な役割を果たします。

これで蝋義歯が完成となります。

続いて埋没を行います。

1次埋没・2次埋没・3次埋没と行います。

埋没終了後、流ロウします。

続いて重合をおこないます。

重合はIvocapシステムを用いて行います。

Ivocapシステムの特徴としては、約4tの圧力を掛けながら重合していく為、重合収縮が補填でき、気泡や残量モノマーが残らず、強度や精度が高い義歯を製作する事ができます。

重合後取り出した義歯

研磨をし、上下顎同時印象法を用いたシュトラックデンチャーの完成となります。

いよいよ装着となります。

まずはチッピングテストを行い重合による咬合の歪みがないか確認を行います。

すぐに患者様のお口の中に義歯を入れわけだはなく、しっかりと咬合のチェックを行ってから装着することはとても大切な工程となります。

咬合の確認が終了後、患者様に装着していきます。

義歯の適合はとても良く、しっかりと吸着している事がわかります。

次に咬合・発音・審美の確認を行い、どれも調整がいらないほどの完璧な状態でした。

最後には受講生の先生方に直接入れ歯に触れて頂き、状態の確認をして頂きました。

受講生の先生方が入れ歯の適合具合や見た目の綺麗さに驚いているのが印象的でした。

患者様はとても不安な気持ちもあったと思いますが、ますます素敵な笑顔になって頂き、とても充実した3日間となりました。

今回の総義歯Live実習は、Dr.Schleichの意思を受け継いだ新しいゴシックアーチトレーサーを使用した特別なセミナーとなりました。

常に学び、新しいことにチャレンジをし、最善を目指し発展し続けている稲葉先生だからこそ、新しいゴシックアーチトレーサー完成させ、成功させる事ができたと感じました。

この上下顎同時印象法は、稲葉先生が考案・開発した完全オリジナルな治療方法です。

この治療方法を直接稲葉先生から学ぶことのできる、歯科医師・歯科技工士人生においてとても貴重な経験になることは間違いありません。

お忙しい中、この貴重な時間を共有していただいた受講生の先生方、本当にありがとうございました。

稲葉繁先生、小平雅彦先生、今回も素晴らしいセミナーを成功させ、沢山学ばせて頂き本当にありがとうございました。

上下顎同時印象法が発展し、一人でも多くの患者様が笑顔になることを願っています。

最後までご愛読ありがとうございました。

稲葉歯科医院 歯科医師 林聡一

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