Seminarセミナー
筋機能療法・エントレ
これからの歯科医師はさらに境界領域の医療を勉強していかなければなりません。
歯科領域においても大学教育では国家試験のための座学が多く臨床はほとんど教わっておらず、在宅訪問治療においても卒後研修として行っているにすぎません。
歯と歯肉の治療ばかり重きを置き、顎口腔機能を正常に保つための知識と技術が教育されていないのです。
このような現状で高齢者治療を行っているのが事実です。摂食、咀嚼、嚥下の治療に対しても高齢者は機能が悪いので食べ物は柔らかく流動性の良いものを提供すればよい。その結果、とろみをつけたり舌で潰せる柔らかい物を与え、機能を向上させる対策はほとんど行っていないのではないでしょうか?
口腔内は歯だけではありません。 舌や口唇、口腔周囲筋を育成し、歯列や良好な噛み合わせを与えることで嚥下機能や発音機能を獲得できます。 その中でも舌は特に重要な役割を果たします。 稲葉先生が開発した『エントレ』は舌を正しく機能させ、飯塚会長の長年の実績報告では、麻痺が回復した患者様が数多くいらっしゃいます。 口腔機能が身体に及ぼす影響は計りしれないものがあります。
リハビリテーションとは「本来持っている正常な姿に戻す」ことです。唇や口腔周囲筋、舌の強化、唾液の分泌量の増加などを増強する必要があります。
それにはトレーニングが必要になります。稲葉先生は40年以上前から口腔周囲筋のトレーニング方法やトレーニング器具について考えてきました。
それは哺乳期から成長発育期、高齢者の咀嚼嚥下までを通じて訓練の必要性です。
これまで、長く筋機能療法〜Myofunctional Therapy~セミナーを開催して参りましたが、今こそ歯科医師の業務として口腔機能のリハビリテーションを行なっていただきたいと思います。
【定員10名】とさせていただき、実際に先生方にエントレを使った嚥下トレーニングを体験していただきます。
このセミナーは、第6期咬合認定医コースのオープンセミナーです。 一般の先生方も受講可能です。ぜひこの機会にご参加ください。
昨年のセミナーの様子
IPSG-JSTAコラボセミナーのお知らせ
この度、9月28日に【日本嚥下機能訓練協会】が発足しました。
本協会は、ライフステージに応じた正しい嚥下と呼吸の機能を守り、トレーニング器具を使った新しい知識と技術の指導によって、生涯を通じて口腔機能から健康な暮らしの実現に寄与します。
つきましては、IPSG-JSTAコラボセミナーの受講者には日本嚥下機能訓練協会セミナーの第一弾として、協会認定【嚥下訓練サポーター】の資格を認め、
もしも、将来、あなたが絶食絶飲を言い渡され、
もう二度と好物が食べられないだけでなく、
あなたは何を思い、どのように感じるでしょうか?
きっと想像を絶するほどの虚しさや悲しみに包まれた人生となって
しかし、現実問題として、
それでも、もう一度口から食事をとりたいという本人の訴えや口から食べさせてあげたいというご家族のご希望に応えてあげられ
本セミナーでは、
受講者には、そのような深刻な状態に陥る前の段階で、あなた自身やあなたの身の回りの人々の嚥下機能を守り、
是非とも【嚥下訓練サポーター】を取得し、口腔機能の向上が生活機能を向上させる明るい未来を広げていきま
皆様のご参加をお待ちしております。
日本嚥下機能訓練協会理事
嶋倉史剛
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Outlineセミナー概要
研修名 | 筋機能療法・エントレ |
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研修日程 | 2021年11月14日(日) |
時間 | 10:00~17:00 |
講師 | 稲葉繁先生 飯塚能成先生 |
開催場所 | ◆IPSGセミナールーム 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-7-3 田中ビル5F 開催場所の地図はこちら |
Lecturer講師紹介
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稲葉 繁先生
1964年 日本歯科大学 卒業 1968年 日本歯科大学 大学院 修了 1969年 日本歯科大学 歯学部 補綴学教室 講師 1972年 日本歯科大学 歯学部 補綴学教室 助教授 1978年 西独チュービンゲン大学 留学
E.Koerber教授の下で客員教授1992年 日本歯科大学 歯学部 高齢者歯科学教授 1999年 日本歯科大学 歯学部 補綴学第3講座教授 現在 一般社団法人 IPSG包括歯科医療研究会 代表 -
飯塚 能成先生
日本歯科大学 卒業 1986年 飯塚歯科医院 開業 日本歯科大学総合診療科に5年間在籍 口腔機能訓練の症例研究など多数発表 IPSG包括歯科医療研究会 会長 飯塚歯科医院 院長