Seminar reportセミナーレポート
’18 12/16(日) IPSG Scientific Meeting2018「THE CHANGE」~ 学術大会 開催されました
- IPSG学術大会
IPSG Scientific Meeting 2018〜学術大会〜が開催されました。
2018年のテーマは「The Change」。
わたしたち歯科医師が新技術や最新の考え方を積極的に取り入れ、変化をしようとする気持ちを持とうという意味を込めて変化(change)をテーマとしました。
毎年、歯科関係以外の方をお招きし、刺激を頂いておりますが、今年のスペシャルゲストは、前刀禎明さんです。
~前刀禎明さんプロフィール~
ソニー、ベイン・アンド・カンパニー、ウォルト・ディズニー、AOLを経て、株式会社ライブドアを創業。
2004年、アップル米国本社マーケティング担当バイス・プレジデント(副社長)兼 日本法人代表取締役に就任。
スティーブ・ジョブズと共にアップルの世界戦略とマーケティングに関わり、日本においては「iPod の仕掛人」と呼ばれアップルの復活を果たした。
2007年、株式会社リアルディアを設立。
セルフ・イノベーション実践ワークショップ、感性アプリの開発などを手がけている。
最新アプリ「DEARWONDER」は、日常生活の中で創造的知性を磨く革新的なプラットフォーム。
料理人の学ぶ力を鍛える動画サービス「DEARCHEF」は、三國シェフとドコモとのコラボ。
著書に『僕は、だれの真似もしない』(アスコム)、『5年先のことなど考えるな』(PHPビジネス新書)などがある。
人を感動させ、ビジネスを成功させるセルフ・イノベーションについて、自らの経験をもとにお話をいただきました。
セルフ・イノベーションとは、同じ場に留まっていることを良しとせず、常に自分自身を変え成長させていくことを意味します。
前刀さんは、ソニー、ベイン・アンド・カンパニー、ウォルト・ディズニー、AOLを経て、株式会社ライブドアを創業。
そして、Appleでご活躍されてきた、これまでの人生で実際に感じ、得られたことを伝えてくださいました。
「客が欲しがっているものではなく、客のためになるものをつくれ」
客は何が欲しいかは、実際に目の前にして見ないとわからないのです。
この言葉は、私たち歯科関係者にも響くものがありました。
患者さまには、必要性を理解していただく時間やそれに対する努力が必要です。
細部にこだわるAppleの製品は、私たちが作り出す治療にも繋がりがあり、目指すべき道を見せて頂いたように感じがします。
スティーブ・ジョブズが前刀さんに責任ある仕事を託されたのは、前刀さんが常に変化(CHANGE)をしながら、チャンスを逃さずに生きてこられたことに共感を持たれたからだと思います。
今回のIPSGの学術大会には、実は郁文館夢学園の生徒さんが25名ほど参加してくださいました。
非常に積極的で、先生方の誰もがびっくりされたのではないでしょうか?
ほぼ全員が質問の時には手を上げて、しっかりと自分の考えを伝えていました。
私たちも、大きな刺激をいただきました。
前刀さんの講演の全ては、生徒さんからの感想に書かれておりますので、ぜひ読んでいただければと思います!
▼私は今回の講演会で感激を受けました。
曇り空がすっきり晴れるように自分の中で疑問に思っていたことが次々と解決して、こんな簡単なことだったのかと驚きました。まず、そのような私の人生の起点になるような、とても貴重で素晴らしい機会を与えてくださり、心から感謝いたします。
私が今回の講演から学んだことは大きく分けて二つあります。
一つ目は実際に前刀さんが行ってきたこと、そしてそれに対する前刀さん自身の考察を聞くことで[提供者(company)として、顧客に製品を提供するということは一体どういうことか、]を学びました。
箇条書きにして表すと
・顧客が欲しいものではなく、顧客のためになるものを売る
・顧客は、何が欲しいかは実際に前にしてみないとわからない
・差別化は結果であり、目的ではない
・会社の軸(何をしたいか)はより細かくより精通していた方がよく、例として、アップルとソニーの違いには これだ! というものがあるかどうか→会社としての考え方(理念)の違い
・customer education→実際に顧客に本当の良さや、必要性を理解してもらうことは時間を必要とし、努力が必要である
・製品を売ることにおいて、やっぱり、なるほど、ずっとが大切で、細部にこだわることは“ずっと”につながる
ex)アップルの製品
逆に言ってしまうと、少しの違和感や細部の欠点はどんどん顧客が離れていく要因になる
全体を総じて、私は、前刀さんは、表面的な顧客の喜びではなく、顧客に最後の最後に喜んでいただけるよう、そんな考えでプロダクトを作っている、そう思いました。
二つ目として、[どうしたら自分の最高のパフォーマンスができるのか]ということです。
これは、実際に僕が 「自信を持っているとき、他人を気にしていない時が自分の中で一番のパフォーマンスが出来るとわかっているが、他人に、全く別の視点からの意見を言われた時や、理にかなってるような事を言われた時にどうしても自信が保てない部分があり、パフォーマンスが下がってしまう。
前刀さん自身、他人からの意見を取り入れることと、自分自身の意見に対する自分の自信の両立はどのように行っているのか」という質問をした際、前刀さんは「自分の意見に自信を持てば持つほどよく、むしろ他と違ってて良いぐらいに考え、他人の意見は聞きすぎない方が良い」というふうにおっしゃいました。
多くのことを行い、成し遂げてきた前刀さんのそのお言葉は、とても深く、説得力があり、そこには前提として自分が自分自身に問い続けることがあり、そのことで人の意見を受け入れる際にに自分自身を混乱させたり、自信を欠かすことにより自分を遮ってしまう事ことを防ぐことができる、そう私は解釈しました。
人に影響されやすく、自信や意思を保つことが苦手な私にとってとても心に響き、為になるお言葉で、今後の行動に大きく影響するものでした。
▼今日は貴重な講演会に参加させていただき誠にありがとうございました。
私は、学校や地域のコミュニティなどの集団で生活する中でリーダーという立場になり、みんなをまとめる仕事につくことがあります。そのため前刀さんがおっしゃっていたように自分らしく積極的に取り込むことは大切だと思っています。
しかし、その一方で自分の思いばかりを通そうとし、相手の気持ちが考えられず自己中心的になってしまうところが私の中の課題でした。
本日の講演で真っ直ぐで誠実な前刀さんのお言葉が自分を改めて見直す良い機会となりました。
自分の可能性を信じることで自信をもって客観的に考えていけるように頑張りたいと思います。
▼先日は貴重なご講演ありがとうございました。
前刀さんのお話にあった“Reset&Restart”という言葉が印象に残っています。
私の父も同じようなことを私に教えてくれたことがあったので、共感する部分がありました。
何事もチャレンジしたければ、周りの環境や、関わる人物などを変えてみて新しいことにトライしていくという前刀さんのチャレンジ精神に負けないように、私もチェンジメイカーとして世界で活躍できるように努力します。
また、“自分を信じること”の大切さを留学中に学んだはずなのに、日本に帰って、周りの優秀な友達と自分を比べてしまい、自分に自信がなくなってしまうとかが多くありました。
しかしながら、今回のお話を聞いて、自分は自分、他人は他人と考えなければいけないなと思いました。
自分はベストなんだと心から思えるようになるまで、色々学ばなければいけないと改めて感じました。
調子が悪い時でも、今までの自分よりは確実に成長しているということを忘れずに毎日、成長していきます。
ひとつ質問があります。
前刀さんは世界中でお仕事をされてきていますが、日本で求められるリーダーシップと海外(前刀さんが勤めていた会社)で求められるリーダーシップに違いはあるでしょうか?また、同じ部分は見られるでしょうか?
学校の先生からリーダーシップが大切だ!と言われるのですが、正直、リーダーになればいいというわけではないと思います。常にリーダーをされてきた前刀さんの経験を踏まえて、教えていただきたいです。
貴重なお時間をありがとうございました。
次回、お会いできることを楽しみにしています。
▼本日は私達郁文館グローバル高校の生徒に前刀さんの貴重な講演会に出席する機会を頂き誠にありがとうございました。
私が本日の機会を頂き学んだことは、いかに“他”が持つ思いや求めるもの(Needs)と“自分”の意志や思いつきを同時に尊重し2つのバランスをを取れるかということがリーダーとして持つスキルであり心構えであるということ。
また、ハングリー精神を持ちながらも現状を素晴らしいと自分で認めるということも自分の可能性を広げるために良い一つの方法なのではないかと考えました。
本日の前刀さんのご講演で前刀さんの今までについてを語られていらっしゃったことから、前刀さんご自身の意見や発見を大切にしておられながらもとても多くの視点からの価値観を尊重していらっしゃることに気づき、習うべき私に必要なスキルであるということを学びました。
やってみなければわからない、何かにチャレンジをしそれでも失敗に終わってしまったと思っても活用の仕方もその後の未来も自分次第で変えられるということとというお言葉に勇気を頂きました。
大変お忙しいスケージュールのなかでも講演会含め、私達との写真撮影のお時間まで許して頂き前刀さんの貴重なお時間をくださり本当に有難うございました。
▼今回は、私たちに貴重な講演の機会をくださり、ありがとうございました。
有数企業でのキャリアが長くまれにしか聞くことのできないお話ばかりで、さすが元アップル社長のプレゼンテーションは、とてもおもしろく印象的で演出に衝撃を受けました。
それも含め、人柄の良さも伝わってきて、今まで聞いた講演の中で一番感動しました。
また、スライドの方も、シンプルでとてもわかりやすく参考になりました。
前刀さんがおっしゃった、数々のメッセージは、とても心に残っています。
例えば、神は細部に宿る というフレーズには納得できましたし、ニッチだと最初から新しいことを否定しないで、これからは全てに関心をもって違う視点から見れるようになりたいと思いました。
スティーブ・ジョブズ等の小話も興味深かったです。
▼転職などはその仕事が嫌いになったらするという人が殆どで前刀さんのようにある程度慣れてきたら新しいものに挑戦するとという感覚がすごく新鮮でした。
それによって得るもの勤め先によって大きく異なるであろうし人として大きく成長できるだろうと思います。
プレゼンの形式の話なのですがこんなに最後まで集中して聞けたことは初めてです。
決して早すぎずでも目を離すと置いていかれるという丁度良い速さでメモを取っている時間さえももったいないと思っていました。
どんな情報も逃したくなかったのです。
聴講者に疑問をわざと持たせそれをどんどん解決していくというスタイルに私はとてもワクワクさせられていました。
とてもためになるお話でした。
将来に対する考えが大きく変わった一日でした。
大切な日にお時間を割いてくれてありがとうございます。
▼貴重なお話ありがとうございました。
とても感動的なプレゼンテーションでした。
ネガティブな私に取って、前刀さんのお言葉は私の胸に強く響きました。
自分は、まだ夢が決まっていませんが、決まった際には、前刀さんのような、人を魅了できるような人になりたいと思います。
今回は本当に有難うございました。
▼前刀様へ
約1時間に渡り、ご自身のキャリアから経済的な問題についてなど幅広い話題に触れられたと思いますが、どのお話も何か親近感の湧くような、又は自分に関係しているものばかりで今まで体験したことない講演に参加できていたことに心から嬉しく思っています。
プレゼンテーションの中に、自分が元々興味を持っていたビジネスについて、前刀様を始めとするリーディングカンパニーなりの考え方、新しい考えなど、さらに前刀様からのメッセージも盛り込まれていて、それらのような学んだこと全てをA4のノート計4ページ分書き留めさせて頂きました。
特に、人の意見や話を真に受けないという話はまさに私の事を言っていて、学校、又は社会人になって人の先頭に立って引っ張りたいという気持ちはすごく強いのですが、私はすぐに人の意見を飲み込んで自分の軸を失いがちです。
だから、この講演会を機に、強烈な意志と永続的な努力を両手に前刀様の後を続く者として、次世代の責任者である若者として、精進して参りたいと思います。
繰り返しになりますが、前刀様の暖かなお心により、あのような貴重な機会を頂き本当にありがとうございました。
IPSG学術大会の内容についても、後日ご報告をさせていただきたいと思います!