Questions歯科治療に関するQ&A
Q:KaVo PROTARのPDRインサートはどのような時に使うのでしょうか?
Q. KaVo PROTARのPDRインサートはどのような時に使うのでしょうか?
A.PDRインサートは、上下の模型を中心位または咬頭嵌合位で付着後、下顎頭を任意の方向に動かすことができる道具です。
Pは前方に、Dは下方にRは後方に調節することができます。
KaVoの説明では、先生のバイトの位置がずれてると思われるときに、技工士が任意に調整するための道具だといいます。しかし、私はPDRインサートを用いて、それ以上のすばらしい使い方をしています。
私は顎関節症の患者さんの補綴物、義歯の製作の時に使用しています。
「顆頭を下げる」という概念は考えもしないかもしれませんが私は実験でも証明しています。
顎関節症時、円板の前方転位があった場合、円板の厚みの量3ミリを顆頭を下げることにPDRインサートを利用しています。
他の用途で作ったPDRインサートですが、副産物として、すばらしい機構をもっています。
このような咬合器は数少ないです。
IPSGとは
IPSG包括歯科医療研究会は、「医療には最善の方法が実行されるべきである」という稲葉繁先生の信念のもと、海外で学んだ確かな技術を日本の歯科医師に広めることを目的とした研究会です。
「顎関節症」「テレスコープシステム」「総義歯」「摂食嚥下」の4本の柱を軸に、診療姿勢から全顎治療までを基礎から応用まで学べるプログラムを提供しています。専用のセミナールームには最新の設備を完備し、実践的な研修が可能です。



開催予定のセミナー
開催日 | セミナー名 | 講師(予定) |
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2025.8.2.SAT〜2025.8.3.SUN | ’25 8/2〜 8/3(土・日)顎関節症ライブ実習コース | 稲葉繁先生 岩田光司先生 |
2025.11.16.SUN | ’25 11/16(日)筋機能療法・エントレ | 稲葉繁先生 飯塚能成先生 |
2025.12.14.SUN | ’25 12/14(日)IPSG Scientific Meeting 2025 ~ 学術大会 〜 | 現在未定 |
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