Voice咬合認定医コース受講生の声
西澤 あやか先生
(ハニー歯科)
咬合認定医コースを受講しようと思ったきっかけを教えてください。
大学の先輩であり、IPSG副会長の嶋倉先生に私自身の顎の不調を訴えたときに「治してあげるから治療においで」と言われ治療をしていただきました。
1回の咬合調整で症状が改善し、その時に説明していただいたIPSGの咬合診断に興味を持ち顎関節ライブ実習コースを単回で受講致しました。
その時にもっと深く知りたいと思い年間コースを受講しました。
咬合認定医を受講して一番、印象残っているコースはありますか?また、それはなぜ、印象に残っていますか。
顎関節ライブ実習コースです。
口の開かない患者さんに稲葉先生がマニュピレーションををすることによってまるで手品かのように口が開くようになることに驚きました。
また治療後すぐに患者様の姿勢や表情、症状が改善することも目から鱗でした。
今までスプリントやマッサージなど対処療法をしてきましたが、治療によって治せるということを知れた事が大きな収穫でした。
咬合認定医の講師陣の印象はいかがでしたでしょうか?
座学では、知識も経験も豊富な先生方の症例をたくさん見ることができ大変勉強になりました。
実習では、実際に手を動かしてみるとうまくできない所もありましたが、グループに分かれて実習を行うことで細かいところまでご指導頂くことができました。
先生方は皆様とても親切で、どのような質問にも丁寧に答えてくださいました。休憩時間等にも気さくに声をかけてくださり緊張がほぐれました。
スタッフさんも含め温かい雰囲気です。
第7回咬合認定医コースでの『症例フォローアップ』に関して教えてください。
講義を聴いて理解しているつもりでも、実際に行うことによって理解しきれていない点が浮き彫りになり、スライドにまとめ、発表するにあたって患者様からの情報収集不足などの改善点が明確になりました。
またそれと同時に患者様の症状が改善され自分でも治せるという自信につながりました。
発表の際ダメな点に強い指摘をうけるのかな、とドキドキしておりましたが、講師の方や受講生から質疑応答やアドバイスがあり自身では気づいていなかった別の視点の得ることができ大変貴重な経験でした。
咬合認定医を受講された今、具体的にどのような形で学びが活かされていますか。
顎が痛いとの主訴でいらした患者様に咬合診断を行い咬合への介入を行うことで口が開くようになり咬みやすくなったと喜んでいただくことができました。
治療をするに当たって模型を使ってお見せすることによって患者様の理解も得やすかったと思います。
また歯科医師が何も考えず入れた補綴物によって咬合不正を引き起こし顎関節や全身に悪影響を及ぼしてしまうという事を念頭に置き、稲葉先生のおっしゃっていた「木を見て、森を見て、山を見る」一本の歯だけでなく全体を見るように心がけるようにしています。
今後、咬合認定医コースで学ぼう、あるいは検討されている先生方にメッセージをお願いします。
受講を決める前に一番悩んだことが症例発表がある事でした。
今まで人前で発表したことが無くものすごく高いハードルに感じていましたが前述のとおりメリットしか感じませんでした。
二番目は費用です。当初、多少の躊躇もしましたが、受講後はそれに見合う、いえ、それ以上に価値のある講習会だったと感じています。
咬合や顎関節の治療に悩んでいる先生には是非お勧めしたいです。