Seminar report

’21 6/26・27日(土・日)『第6期 咬合認定医コース 第2回』開催されました①

’21 6/26・27日(土・日)『第6期 咬合認定医コース 第2回』開催されました①

2021年6月26・27日に第6期咬合認定医セミナーの2回目が開催されましたので報告させて頂きます。

今回は6月26日の1回目のセミナーの様子をレポートです。

最近はコロナの影響もあり、オンラインセミナーがほとんどでしたが、対面式のセミナーを実施する事ができ、より一層臨場感のある有意義な時間を過ごすことができました。

午前中は、IPSG包括医療研究会代表 稲葉繁先生に「咬合の源流を求めて」という題目で講義して頂きました。

人類の食物摂取様式の進化・咬合学の歴史・Gysiの業績やGnathologieの誕生など現代の咬合理論が出来上がるまでに、様々な歴史がある事を学ばせて頂きました。

また現在行っている歯科診療は、より良い診療を志た多くの偉人達の業績の上で成り立っており、このような歴史を学ぶ事で、より志を高く日々の診療をしていく事が大切だと感じました。

午後は、IPSG包括医療研究会認定講師 佐藤孝仁先生に「咬合治療の臨床」という題目で講義して頂きました。

佐藤先生には、非復位性の関節円板に対して顆頭を下げて治療を行った症例を見せて頂きました。

佐藤先生のように。「歯列」・「顎関節」の関係をしっかりと理解し、「咬合器」を上手に扱えることが大切であると教えて頂きました。

この内容は、まさに『咬合認定医』を受講いただいた先生方にしか学べないスペシャルな内容となりました。

次にIPSG包括医療研究会副会長 岩田光司先生に実際に被験者招いた咬合治療の実習デモをして頂きました。

被験者は顎関節に違和感がある方です。

デモを進めていく中で、被験者の開口量が30mmと開口障害がある事がわかったので、CT撮影を行い、顎関節の画像診断を行いました。

CT撮影では、関節円板は描写されませんが、下顎頭と下顎窩の位置関係から円板の位置を推測する事ができます。

この画像をみた稲葉先生が「これは円板が後方転移してるな。」と即座に診断していたのがとても印象的でした。

その後、岩田先生がマニピュレーションを行い、関節円板を復位させ、再びCT撮影を行いました。

マニピュレーション後の開口量は39mmと開口障害は改善されていました。

初診の画像と比較して分かるように、左側の顆頭が下顎窩の真ん中に変位した事が読み取れます。

このように咬合治療を行う上で、顎関節の診断を行い、必要に応じてマニピュレーションを行い、円板を復位させ、中心位での治療を行っていく事がとても重要な事となります。

咬合認定医の先生方には、この一連の診療過程を間近で見て頂けたので、良い機会だったのではないかと思います。

自分も毎回新しい発見があり、咬合認定医の先生方と楽しく学ばせて頂き、とても嬉しく思っています。

1日目のセミナーは以上となります。

2日目は、実際にフェースボウや中心位での咬合採得、咬合器のハンドリングなどを行いましたので、その様子もお伝えいたします。

最後までご愛読ありがとうございました。
 
稲葉歯科医院 歯科医師 林聡一

▼レポート②はこちら
https://ipsg.ne.jp/occlusion-course-2021-vol2-report2/

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