Questions歯科治療に関するQ&A
Q:義歯を長期間使用していないと、舌の筋肉が緩んで大きくなってしまったり、義歯を入れるスペースが狭くなったりするのでしょうか?
Q 義歯を長期間使用していないと、舌の筋肉が緩んで大きくなってしまったり、義歯を入れるスペースが狭くなったりするのでしょうか?
A.ご質問いただき、ありがとうございます。
天然歯の頬側は頬筋、前歯は口輪筋でサポートされ、舌側は舌によってサポートし、歯列を形作っていますが、歯を失ってしまうとサポートがなくなり舌は頬筋、口輪筋と密着してしまいます。
したがって一見、歯が入るスペースがないように見えますが、義歯を製作することによって再び、頬筋口輪筋、舌によって安定します。
このような理由から義歯は、元々あった位置に人工歯を配列することによってバランスよく保たれます。
義歯製作にあたって、このデンチャースペースの印象をとることが重要となります。
デンチャースペースの印象は上下顎同時印象法することにより確保され、もとあった位置に歯を並べることができます。
さらに長く義歯を使用しなかったために、舌が大きくなるとのことですが、特に舌は大きくなることはありません。
歯によってサポートされていた舌が歯を失うことにより、広がりますので、一見大きくなったようにみえるのです。
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IPSG包括歯科医療研究会は、「医療には最善の方法が実行されるべきである」という稲葉繁先生の信念のもと、海外で学んだ確かな技術を日本の歯科医師に広めることを目的とした研究会です。
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2025.11.16.SUN | ’25 11/16(日)筋機能療法・エントレ | 稲葉繁先生 飯塚能成先生 |
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