Seminar reportセミナーレポート
’24 9/14~16日(土,日,月) 咬合認定医、相互実習コース開催されました
- 咬合認定医コース
2024年9月14〜16日の3日間で咬合認定医コースの相互実習が開催されました。
問診・筋触診・口腔内診査・印象採得・フェイスボウ採得・中心位での咬合採得、模型製作・咬合器付着・咬合器を使用した咬合診断・模型上での咬合調整までの一連の流れを全て行なっていただくセミナーです。
顎口腔系だけを診るのではなく、しっかりと全身のバランスを考慮して診療を行うことがとても大切です。
フェイスボウトランスファーを行い、咬合器に付着することは診療の原点だと思います。
パフォーマンスロジックを考慮した診療姿勢やフェイスボウの採得・中心位での咬合採得などを実際に行っていただき、すぐにでも診療に活かしていただきたいと思います。
卒後間もない研修医の先生から、ベテランの先生まで、初心に戻り勉強しています。
毎日のルーティンを丁寧に行う事で、新しい発見が沢山あると思います。 また、相互実習により、患者さまの気持ちにも気付けると思います。
相互実習で製作した模型を用いて、咬合器を用いた咬合診断や咬合調整も行ないました。
IPSG包括医療研究会副会長 岩田光司先生が分かりやすいスライドと共に、咬合調整の方法や咬合と顎関節との関係性を講義していただきました。
咬合調整とは高い所を削るのではなく、咬頭が通り抜ける道を作るということを理解することが大切です。
歯科診療の軸となる『咬合』を一からとしっかり学ぶことができ、実際に手を動かし、診療を体験できる事が、IPSG包括医療研究会の咬合認定医コースの大きな特徴です。
スタッフも一緒に勉強させていただき、有意義で、とても楽しい時間でした。
次回の咬合認定医コースは、Digmaを用いて顎機能検査を相互実習していただきます。
受講生の先生方、お忙しい中3日間どうもありがとうございました。
咬合認定医コースも後半に入っていきますが、最後まで楽しく学んで参りましょう。
セミナーレポート IPSG事務局 稲葉由里子
・模型を咬合器を使用して診査診断できるようになったのが よかった。 咬合調整と1歯対2歯の関係性がわかった。
・咬合器上でのカタカタがいかがに身体上で 影響するのかを体験することが できてよかったなと思いました。
・咬合について知識を得ることができた気がします。 ただ知識を得たことで イメージすることが難しく 良い治療に結びつけるまでの道のりの 遠さを感じました。
・今まで正しい咬合のチェックと調整が できていなかったことを実感しました。
・一つのインレー、一つのクラウンが いかに悪さをするかがよくわかりました。 インレー、クラウンを甘く考えず 治療に望みたいです。
・再受講ですが、伺うたびまだよくわかっていなかったことに気づき 新たな学びを頂いています。 今回も2日間有難うございました。