Seminar report

’17 12/17(日) IPSG Scientific Meeting2017「STRATEGY」~ 学術大会 開催されました②

’17 12/17(日) IPSG Scientific Meeting2017「STRATEGY」~ 学術大会 開催されました②

稲葉智弘先生

今年の演者のトップバッターは、稲葉歯科医院(山吹町)の院長であり、IPSG包括歯科医療研究会理事代表、稲葉智弘先生が講演されました。

「インプラント支持型部分床義歯の臨床経験」という内容です。

冒頭に、遊離端欠損に対して義歯を用いる際のポイントや課題をご説明していただき、それに対して有効なImplant-assisted removable partial denture(IARPD)のテレスコープ症例の数々についてお話していただきました。

IARPDのテレスコープ症例には、多くのコーヌスクローネの症例や、リーゲルテレスコープの症例があり、稲葉智弘先生の治療技術の高さは勿論のこと、患者様の満足度の高さも感じることができる素晴らしい内容でした。

最後に、症例を通じての稲葉智弘先生の結論をお話していただきました。
IARPDのテレスコープ症例は本邦にまだ少なく、今後も稲葉智弘先生のご活躍が期待されます。

ご講演ありがとうございました。

岩田光司先生

IPSG副会長である岩田光司先生には「顎関節症治療のSTRATEGY」という演題でご講演していただきました。

ご講演内容は、非復位性関節円板転位の変形性顎関節症の患者様を咬合からのアプローチで改善が見られた症例です。

改めて咬合診断の重要性を本症例で説いていただき、初めてIPSGに参加していただいた先生方にも理解しやすい内容だったのではないでしょうか。

模型や顎機能検査、MRI検査、CT検査など様々な機器を駆使してなされる診査は、非常に正確性の高い診断に繋がるということでした。

また、KaVoプロター咬合器にてPDRインサートを用いて顎関節を下方に下げることで、顎関節が機能できるようにするという治療方法は、非常に画期的で効果的な方法であると感じます。

最後に、適切な咬合診査診断が良好な結果に繋がるということを本症例で教えていただきました。

顎関節症を咬合からアプローチするという診査診断を含めた治療方法は、IPSG咬合認定医コースで習得していただくことが可能ですので、ご参加いただければと思います。

岩田先生、ご講演ありがとうございました。

レポート/小西浩介先生

▼レポート③はこちら
https://ipsg.ne.jp/20171217gakujutu-report3/

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