Seminar report

IPSG Scientific Meeting 2015 レポート④ 牧師・関根一夫先生『「カウンセリング・マインド」を育てよう〜重荷を少し軽くするために~』

IPSG Scientific Meeting 2015 レポート④ 牧師・関根一夫先生『「カウンセリング・マインド」を育てよう〜重荷を少し軽くするために~』

  • IPSG学術大会

先日開催された、IPSG Scientific Meeting について、私のお友達であり、いつもアドバイスを頂いている牧師の関根一夫先生の教育講演の内容をお伝え致します。

私たちは時に、治療するだけではなく、患者様の心のケアも必要になってくると思います。
関根先生に教えて頂いた一言で、患者様に安心感を与え、信頼関係を築く事ができます。大変貴重な講演でした。

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今回、関根先生は、先生方に【休むということの重要性】【カウンセリング・マインドを育てる】ということをお話ししてくださいました。

①【休む・オンとオフという発想】

1)オンとオフの切り替えを意識する

2)よそ見をする。耳と頭をある事柄に集中させ意識を断片化する。落語とかカメラとか…。

3)言葉にする。言葉にすることで、重荷と自分が切り離されるので軽くなる
  日記、3行日記、文章を書いてみる

4)その問題に関連する専門家に話を聞いてもらう。
腹痛があり、かつ重荷がある場合は、腹痛を先に治す

5)同類の悩みを持っている人と話してみる
ネットでの情報は鵜呑みにしないこと

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カウンセラーの仕事は提案することではありません。

聞かせていただき、質問させていただき、相手が自問自答し、光がみえるようにすること。
聞いてもらうだけでもほっとするというケースがある。というお話には、私達の仕事にも通じる大切な意識だと感じました。

先生方の真剣さからも伝わると思います。
関根先生が実際にカウンセリングした時のお話を交えて、とてもわかりやすく説明してくださり、非常に参考になりました。

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②【カウンセリング・マインドを育てる】

1)人の気持ちを受けとめられるようになるには、自分自身が「人に受けとめられている」「何かに支えられている」と感じる心をもつことが大切です。
その「支えられている」と感じる心が、他者を支える原動力になるのです。
人は、「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という意識を潜在的に持っていると言われています。

2)人は様々な影響を受け、支えられ、教えられつつ生きている。
昔話「聞く地蔵、聞かぬ地蔵」「昔、昔、ある小さな貧しい村に一人の旅のお坊さんが逗留しました。
村人の心温まるもてなしに感謝したお坊さんは、お礼に2体のお地蔵さまを置いて置こうと約束されました。」

◇カウンセリングを難しく考えないでください。私たちはだれでもカウンセリング的なかかわりができるように生まれてきているのです。

1)まず、自分が相談を受けている場面を想像してください。
◎相手の話の「内容」「聞いて」、なるべく正確に「答える」
 ⇒ Aのアプローチ

◎相手の話の「内容」を聴きつつ、「気持ち」も受けとめよう(応えよう)とする。
 ⇒ Bのアプローチ(キャッチャー・ミットのアプローチともいう)

2)Aも Bも大切です。100点満点を目指す必要はありません。Bも少しずつできるようになればいいのです。
その方が私たちの心もキャッチャー・ミットのように、ふくよかに、やわらかになるのです。
(これは、メンタルヘルスの上でも、大変いいことだと思います)

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これらのお話をとてもわかりやすくお話いただきました。

最後にクリスマスのお話をしてくださいました。

クリスマスに起こった出来事。
やさしい心。
心にキャッチャーミットを受け止め、笑顔であること。

それは、歯の治療にも必要です。
私が今回大切なことだなと思い、具体的に私が患者様にしたいと思った事は・・・
おだやかな表情で患者様のお話を聞きたいと思った事です。

つい、患者様が苦しんで、困っていらっしゃると、私も困った表情になりがちです。

しかし、患者様は不安に思われるでしょう。
おだやかな表情で、ゆとりを持って接することが大切で、また実行したいと感じました。

やさしい言葉。
意外と皆そのような言葉ってかけてもらえないのかもしれません。

今回も大変感激し、また私達の仕事にも当てはめ、心に響く内容となりました。

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